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このページではRiemann v2用に無償で公開しているバンパー及び板金ボトムプレートの製造データの利用方法について説明しています。
Riemann v2用にバンパーと板金ボトムプレートを設計しました。3DPと板金を組み合わせることで質と価格を両立したアップグレードを目指しています。(あくまで後付け設計なので完璧とは行きませんが…)
現物の販売は致しませんが、製造データをBOOTHにて無料で頒布していますので各自で出力したり製造サービスに発注したりできます。是非ご利用ください。
バンパーは従来がら空きだった側面をガードする外枠パーツです。GRINの曲線をベースにRiemann v2本来の風合いを損なわないよう控えめなデザインとしています。(下の写真はJLCでクリアレジン&オイルスプレー仕上げで出力した例です)

「板金」と名乗っていますが特別な曲げ加工をしているわけではなく、単に標準のボトムプレートと同じ形状をアルミ平板で製造したものです。金属を用いることで一気にグレードが向上します。
板金と呼んでいる理由はJLCが開始した板金サービスを利用して製造することを前提としているためです。(下の写真はナチュラル&マットでアノダイズ仕上げをし、さらにレーザーでロゴをマーキングした例。バンパー部分はスカイブルー&グロスです)

データの利用規約は頒布ファイルに同梱の 「利用規約.txt」 に記載の通りです。CADソフトのライセンスの関係上、有償での譲渡・販売等を厳密に禁止しています。無償で利用可能ですがGNU GPLやCreative Commonsではありません。必ず利用規約をご確認ください。
また、本ページに記載の内容に従って製造・出力した結果について作者は責任を負いませんのでご了承下さい。
stl形式のデータを公開しています。自宅に3Dプリンタがある場合はご自身で出力できますし、JLCなどの製造サービスを利用することもできます。
なお、バンパーは標準のFR4製ボトムプレートと組み合わせて利用できますので必ずしも板金ボトムプレートとセットで使用する必要はありません。
ブレース(斜交い)の有無等で3種類のデータを用意しています。出力方法などで使い分けてください。
| ファイル名 | 説明 |
| Rieman v2 Bumper_Normal_YYYYMMDD.stl | バンパーの3Dデータ(ブレースあり) |
| Rieman v2 Bumper_Clear_YYYYMMDD.stl | バンパーの3Dデータ(ブレースあり・クリア用) |
| Rieman v2 Bumper_NoBrace_YYYYMMDD.stl | バンパーの3Dデータ(ブレースなし) |
お任せします。
以下にJLC 3DPでの発注オプションの指定例を示します(作者はJLC以外での製造確認はしていません)。
なお、発注後JLCによるレビューが行われます。反りや変形のリスクについてメールで警告を受ける場合がありますので、リスクを承諾する旨を返信すると製造が開始されます。リスクについては利用者自身の責任でご判断ください。
<レジン+スプレーペイントの例>
| 項目 | 値 |
| 3Dデータ | Rieman v2 Bumper_Normal_YYYYMMDD.stl |
| 3D Technology | SLA (Resin) |
| Material | 9600 Resin |
| Color | White |
| Surface Finish |
Yes → Spray Painting (Glossy, SkyBlue, ExteriorOnly) ※ペイント指定はお好みで |
| Thread | No |
| Product Desc | Office Appliance and Accessories → Plastic Keyboard Enclosure (HS Code 847330) |
<クリアレジンの例>
| 項目 | 値 |
| 3Dデータ |
下記のファイルをアップロード Rieman v2 Bumper_Clear_YYYYMMDD.stl |
| 3D Technology | SLA (Resin) |
| Material | 8001 Resin |
| Color | Transparent |
| Surface Finish | Yes → Oil Spraying |
| Thread | No |
| Product Desc | Office Appliance and Accessories → Plastic Keyboard Enclosure (HS Code 847330) |
ファイル名 「Clear」と「Normal」の違いは、USBコネクタの切り欠き部分にサポート材があるかどうかです。JLCでクリア+オイル仕上げする場合、サポート材が邪魔になって内側が曇ってしまうためClearにはサポート材がありません。その分反りやすくなっています。


Xなどで「#riemann_kbd」のタグで報告いただけると作者が喜びます。
板金ボトムプレートはJLC CNCへの発注用のファイルを公開しています。
なお、板金ボトムプレートは必ずしもバンパーとセットで使用する必要はありません。
| ファイル名 | 説明 |
| Rieman v2 SheetmetalPlate_3DModel_YYYYMMDD.step | 形状データ |
| Riemann v2 SheetmetalPlate_Marking_YYYYMMDD.dxf | レーザーマーキング指定図面 |
| Riemann v2 SheetmetalPlate_Screw_YYYYMMDD.pdf | ねじ穴用指定図面 |
板金プレートでは皿ねじの利用を推奨しています。長さ3mmのM2の皿ネジを8本用意してください。なお皿ネジの長さはねじ頭を含みます(下図参照)。

JLC CNCの見積画面で「SheetMetal」(または「板金」)を選択した上で以下のオプションを指定します。(なお執筆時点においてJLCの板金サービスは日本時間午前1時0分0秒に注文ボタンを押さないと一日の枠が即座に埋まってしまう状況です)
| 項目 | 値 |
| 3Dデータ |
下記ファイルをアップロード Rieman v2 SheetmetalPlate_3DModel_YYYYMMDD.step |
| 素材 | アルミニウム |
| アルミニウムのタイプ | Aluminium 5052 |
| 表面仕上げ |
はい→ Anodizing(ナチュルラル、マット) ※色指定はお好みで |
|
表面仕上げ(Anodizingの下に追加) ※ロゴのマーキング任意です |
Laser marking → 下記ファイルをアップロード Riemann v2 SheetmetalPlate_Marking_YYYYMMDD.dxf |
| ねじ穴とねじ山 |
Yes → 下記ファイルをアップロード |
Xなどで「#riemann_kbd」のタグで報告いただけると作者が喜びます。
以上です。
この記事は正規の組み立て手順に則ったビルドログではありませんのでcool642tb-miniの購入者・予定者の方は参考になさらないで下さい。また、「お苦しみ」と題し実際に苦しんでいますが著者が勝手に苦しむ道を選んだだけでcool642tb-miniの不備によるものではありません。
cool642tb-mini 勝手にお苦しみビルドログ① 立志・調達編 - 左手にバナナ
cool642tb-miniの足りないパーツを調べてとりあえずわかるものは注文したゴリラだったが、センサー基板とボールケースは売られてない模様。どうしよう?
前回発注した部品の到着を待ちながら、とりあえずケースを出力することにします。出力後にタッピングねじの長さとゴム足の径を調べて発注していきます。
ケースに基板を組み付けて問題がなければケースに合わせてセンサー基板等を設計していきたいと思います。
ケースのデータはこちらで無償公開(MITライセンス)されています。とても助かります!
Bambu Lab A1で出力。シンプルなので特段苦労するところはありませんでした。

仮組みしてみます。まず左手側。
・・・あれ?嵌りませんね。

トップケースとボトムケースをつなぐ支柱が基板の穴を通る構造なのですが、なぜか支柱が基板にぶつかっているようです。嫌な予感がしてきました。
基板にはねじ穴が4つあり、ケースにはそれに対応する位置に支柱がありますが、そのうち一つの位置が異なっています。

なんかエンコーダのホイール部分も穴を通りませんね。サイズが合わないようです。

うーん…バージョン違いでしょうか。
右手側ははまりました(安堵)

と思ったのですが・・・
あれ??なんか基板がはみ出してますね。

基板のシルクには「v1.0」とあり、一方でケースデータのファイル名は「v1.2」となっています。多分私が頂いた基板が少し古いのではないかと思われます。(普通に購入してたらこんな事は無いはず…)
Githubのリポジトリの履歴に過去バージョンのケースデータがないかと思い探しましたがそのような痕跡もありません。これは想像ですが、私の懐に入っていたv1.0の基板は売り物ではなく試作版なのかもしれません。*1
とにかく困りました。こういう時は作者に泣きつけば使えるデータをサクッと提供してもらえるのでしょう。でもこれは自分で宣言したお苦しみ企画です。作らなきゃダメ?マジか。
思いっきり暗雲が垂れ込めて来ました。お苦しみ企画なんてやめとけばよかった。
嘘です。続けます。
センサー基板とボールケースだけでなく本体ケースも自作する必要が出てきてしまいましたが、これらの設計はワンセットで考える必要があるため次回はその辺りを整理して行きます。
ああ…
*1:なのでv1.0に対応するデータが過去にアップされたことも無いのではないかという、あくまで推測。
cool642tb-miniをご存じでしょうか。m.kiさん(@0002ozlet)のcool642tbをもとになかのさん(@na__ka__no)が狭ピッチ化されたキーボードで、左右分割・40%オーソリニア・無線・電池駆動・トラックボール・ホイール(ロータリーエンコーダ)・標準orロープロ選択可・狭ピッチ・完成品も選択可…と昨今トレンドの属性がてんこ盛りの人気キーボードです。
そのcool642tb-miniの基板を先日とあるご縁で頂戴しました。正直なところ血中アコール濃度の問題で「気づいたら懐に入っていた」のほうが実態に近いのですが、大半のキーボードは「気づいたら宅配ボックスに入っていた」なのでまあ大差ありません。
早速組み立ててみようと思ったのですが、今回は頂いたのは基板だけなので大半のパーツは自分で調達して組み上げなければなりません。
決してなかのさんからノーサポートと言われたわけではないのですが、無料で頂いている手前普通に購入された方と同等の条件で組み上げるのもフェアじゃないような気がするので勝手にお苦しみ解釈でビルドしてみることにしました。
幸いケースのデータは公開されているようなので、あとは購入可能なものは購入しつつそうでない部分は力技で進めて行こうと思っています。なお本稿の執筆時点では未完成です。
次回以降も逐次進捗を報告する形で進めますが最悪完成しない可能性もありますので予めご了承ください。
無事に着地する保証がないため先に謝辞を申し上げておきます。
なかのさん、基板のご提供と本企画および写真引用のご快諾ありがとうございました。
m.kiさん、ロータリーエンコーダのご提供ありがとうございました。
けぺおさん(@kepeoo)、ボールケースのデータを使わせていただくと思います。毎度ありがとうございます。
その他本稿で利用・参照させていただく各種リソースの作者の皆様、本当にありがとうございます。
ではビルドに入ります。
なかのさんから頂いたのは基板(左右各1枚)と

単四電池ホルダー×2個です。

またm.kiさんからロータリーエンコーダを頂いたのですが「そのままでは使えないかもしれない」と言われたような記憶がうっすらと。。

ビルドガイドを参照し、不足しているパーツを確認したのですが大半は詳細が不明でした。そんなに甘くはないですね。
| パーツ | 必要数量 | 詳細 |
| 本体ケース | 1式 | データが公開されている |
| M2ビス | 10本 | 長さ不明 |
| ゴム足 | 8個 | サイズ不明 |
| 整流ダイオード | 43個 | 持ってる |
| ショットキーバリアダイオード | 2個 | 仕様不明 |
| スライドスイッチ | 2個 | 仕様不明 |
| 表面実装タクトスイッチ | 2個 | 仕様不明 |
| 電池ホルダー | 2個 | 秋月で売ってそう |
| トラボセンサー基板 | 1個 | 仕様不明 |
| センサー、レンズ | 1式 | 仕様不明 |
| L字コンスルー | 1個 | 持ってる |
| トラボケース | 1個 | 仕様不明 |
| トラックボール | 1個 | 仕様不明 |
| Xiao BLE | 2個 | 持ってる |
| キースイッチ | 42個 | 持ってる |
| キーキャップ(17mm対応) | 42個 | 持ってる? |
ビルドログに詳細がないパーツについて調べて調達していきます。(なおリンク先の安全性は保障しません)
ビスはガイドの写真を見る限りタッピングビスのようですが長さが分かりません。ケースを出力したら実測して確認することにします。ゴム足も同様に出力したケースの溝のサイズを実測してみることにします。
左右各1箇所だけショットキーバリアダイオードを使用しているようです。電池の保護用でしょうか。

軽くテスタで調べたところ以下のような回路になってそうでした。(左下)

ショットキーバリアダイオードの役割は以下の3点と推測。
1と2はともかく3の役割はダイオードのVfを気にする必要があると思われます。低Vfの製品もありますが、役割を考慮すると2V-1.7V=0.3V以上、さらに2本の電池残量の偏りを考慮してVf=0.4~0.5V程度のダイオードを選定することにします。秋月で購入。
よく見るフットプリントなので大体特定できました。AliExpressで購入。

パッドが傷ついているのは私の保管の不備によるものです。
リセット用のタクトスイッチ。ビルドガイドの写真から大体当たりは付いたのですが本当に一致しているかわからないためいろいろな種類が入ったやつをAliExpressで購入。

基板といっしょに頂いたものが2個あるので同じものを秋月で2個追加購入。

トラボの心臓部です。これ基板単品では売ってないんですね。cool642tb(miniではないほう)のやつを使用しているのかもと思って調べたのですがそれらしい情報はありませんでした。
うーん…さっそく白旗を揚げたいところですがこれはお苦しみ企画です。
作るしかない。(マジか)
センサー基板に取り付けるセンサーICそのものです(上の写真右)。センサー基板を自作するにせよセンサーの型番は合わせておく必要があります。cool642tb-miniのZMKのソースコードからPMW3610と推定しました。AliExpressで購入。
CONFIG_PMW3610=y
cool642tb-miniのトラボケースはベアリング版の単品販売がありました。
……ですが前述の通りセンサー基板の販売はありません。センサー基板を自作するとなるとトラボケースもそれに合わせて作成する必要があります。トラボケースはボールが入ればよいのではなく中に入るセンサー基板の光学的仕様を厳密に満たさなければならないため使いまわしが利かないからです。*2
これも作るしかない。(マジか)
見切り発車で始めたのですが思ったよりも10倍くらい大変そうです。これ完成するんでしょうか・・・?
次回はケースをプリントして調達した各種パーツを合わせてみることにします。
cool642tb-mini 勝手にお苦しみビルドログ② 純正ケース編 - 左手にバナナ
*1:Ni-MHの場合1V以下まで放電すると電池が劣化すると言われていますが、XiaoBLEは1.7Vまで動いてしまうので単純に直列の乾電池2本で動かすと1本あたり0.85Vとなり劣化の恐れがあります。このためXiaoBLEの手前で電圧を降下させることでこれを回避しているという推測です。単に低損失だけを目的にするなら理想ダイオードでもよいところを敢えてショットキーを使用していることから過放電防止が理由なのではないかと思いました。
*2:なかのさんのnoteの記述を見るとけぺおさんのボールケースを元に作られたとのことなのですがどこをアレンジしたのかは不明でした
キーケット2025にて頒布したアイテムに関する補足事項です
Riemannの組み立てに当たりましてはこちらのビルドガイドを参照してください。不明点、不足物などがありましたらメール(kkakmake@gmail.com) かXアカウント へのメッセージでお願いします。

プチキーの組み立てはこちらのビルドガイドを参照してください。不明点、不足物などがありましたらメール(kkakmake@gmail.com) かXアカウント へのメッセージでお願いします。

お好きなキーキャップに交換可能なようにキーキャップは接着していません。そのため使用中に強い力が加わると取れる可能性がありますので、心配な場合は任意に接着して頂くようにお願いします。

TinyDashの利用方法についてはこちらのガイドを参照してください。

こちらは既存のキーボードに5V版のトラックポイントモジュールを接続して使用するためのモジュールです。あくまで試作品である点、ご了承ください。

キーボード側のMCUは2つの未使用ピンが必要です。また、RP2040の場合は2つのピンは隣り合っている必要があります。(詳しくはQMKのドキュメントを参照してください)
なお、RP2040での使用を想定しているためレベル変換回路を搭載していますが、5V版のMCUで使用する場合、3.3Vのピンに5Vを入れてやれば使えるかと思います(が未検証です)。
また、トラックポイントとは直接関係ないのですが、タッチセンサーの出力をMOSFETのゲートに渡してON/OFFをスイッチングする回路を搭載しています。どこかのスイッチを一つ犠牲にしてこの回路の出力を接続することでタッチセンサーの出力をキー入力として認識させることが可能です。(私はこれをトラックポイントと一体化しようとしています)
キーキャップの裏に仕込んだ真鍮の電極でキートップへの指の接触を検出しマトリクスに接続したMOSFET(以下略
— KKaK(キーケットA-06 ゴリラボ) (@KKaK_Make) 2025年1月30日
感度の調整が結構シビアで悩ましい… pic.twitter.com/sjbKQLdwg6
私はRP2040とVialを使用して検証しており、トラックポイントモジュールは下記URLの「ThinkPad T400 TrackPoint」「2-piece Trackpoint」「USB Trackpoint WZ-T420」で行っています。
https://deskthority.net/wiki/TrackPoint
(上記URLはたまにHTTPステータスコード500で表示されないことがあります)
正規品は米Sprintek社などから購入可能なようですが私は試したことがありません。送料等もあり単品購入だとかなりお高くなります(多分7000円くらい)。ただ、3.3V版なども選べるので採用すればシンプルな設計が可能かもしれません。
私は以下の方法でお安く入手しています。
※いずれも上記リンクの購入先が安全であることを保証するわけではありません
※見知らぬモジュールが付いてくることもあります。(ありました)
※手に入れたモジュールのピンアサインなどは前述のWiki(https://deskthority.net/wiki/TrackPoint)を参照してください。ただし記載に嘘もあります(ありました。「USB Trackpoint WZ-T420」のCLKとDATAが逆だったり)
※経験上Thinkpadについているのは5V版ですが3.3V版のモジュールが付いている可能性もあります(その場合5Vをかけると壊れるかもしれません)
回路図は以下の通りです。

一部表記に重複があり紛らわしくて申し訳ありません。

| 基板上のシルク | 回路図のラベル名 | 接続先 |
|---|---|---|
| 5V | +5V | MCUの5V端子 |
| 3V3 | +3.3V | MCUの3V3端子 |
| CLK_3V3 | CLK_3V3 | MCUの未使用ピン |
| DAT_3V3 | DAT_3V3 | MCUの未使用ピン |
| GND | GND | MCUのGND |
| SW_L | SOURCE | スイッチの下流側ピン(COL2ROWならROW側) |
| SW_H | DRAIN | スイッチの上流側ピン(COL2ROWならCOL側) |
| ELEC | ELECTRODE | タッチセンサーの電極 |
※SW_L、SW_H、ELECはタッチセンサーで使用するピンです(トラックポイントだけ使用する場合は接続不要)。
※ELECに接続する電極は適当な金属部品を使用してください。上のツイートでは真鍮管を使用しています。感度の設定(後述)次第では指がキーキャップごしにタッチを検知できます。
| 基板上のシルク | 回路図のラベル名 | 接続先 |
|---|---|---|
| 5V | +5V | トラックポイントモジュールのVCC |
| RST | RST | トラックポイントモジュールのRST(Reset) |
| CLK_5V | CLK_5V | トラックポイントモジュールのCLK(Clock) |
| DAT_5V | DAT_5V | トラックポイントモジュールのDAT(Data) |
| GND | GND | トラックポイントモジュールのGND |
また、下図左下のU1は同梱のICのはんだ付けをお願いします。(赤丸の位置が1番ピンになります)。これはタッチセンサなので、タッチを使用しない場合は付けなくても構いません。

C2の部品がトリマコンデンサとなっており、タッチセンサーの感度が調節できます。SEHWA のSTC3ME30-T1という型番のパーツで、8pF~28.5pFの間で静電容量を調整可能です。詳しくはデータシートなどでご確認ください。
トラックポイントモジュール自体はPS/2で動作しています(最近の新しいものもPS/2のようです)。QMKはPS/2デバイスをサポートしていますのでソースファイルを一部書き換えることで動作させることができます。
私はRP2040ZeroおよびTinyで以下の2点の修正のみでトラックポイントが動作することを確認済です。(GP5とGP6に接続した例)
keyboard.json
"ps2": {
"clock_pin": "GP6",
"data_pin": "GP5",
"driver": "vendor",
"enabled": true,
"mouse_enabled": true
}
config.h
#define PS2_PIO_USE_PIO1
その他詳しくはQMKのドキュメントを参照してください。
Thinkballに関する制約事項は頒布の際にお伝えした通りです。難易度が高いかと思いますがよろしくお願いします。

記憶を頼りに書いてますので間違ってるかもしれません。。。
基本はKeyball61(rev1)をベースにしています。マトリクスのサイズは変えていませんが、未使用だった箇所にスイッチを追加しています。LEDやOLED、ジャンパなどは取り除いてあります。
右手側

左手側

KeyballのQMKのソースをベースに作成してください。
以下のリンクからSTLをダウンロードして各自でプリントしてください。
ケースは左右ともに上下パーツに分かれていますが、上下はねじ止めでななく接着する設計となっています。私はPLAで3Dプリントし二塩化メチレンで上下パーツを接着しその上でチッピングスプレーで表面塗装しました。その後インサートナットを熱圧入しています。
以上です
このページは4キーマクロパッド「プチキー」のビルドガイド(組み立て説明書)です。一部画像が

プチキーのご購入ありがとうございます。このページではプチキーの組み立て方をご説明します。
2025/03/17 本ガイドを公開
2025/04/05 画像を追加
上に記載した物が揃っていることを確認してください。もしキットの内容物に不足がある場合は作者のXアカウントへDMするかまたはメールにてご質問下さい。
あらかじめファームウェア(*.uf2)を以下のURLからダウンロードしてください。
Vialの使い方について本ページでは解説致しません。サリチル酸様、アレくとーる様がガイドを公開されていますのでこちらを参照してください。ありがとうございます!
salicylic-acid3.hatenablog.com
基板にバリが残っている場合がありますので、怪我をしないようやすりで整えます。

ギザギザになっている部分が4箇所あるので尖っている場合は削ってなめらかにしてください。(写真くらいになっていれば問題ありません)

マイコンボード(RP2040 Core-A)を枠に合わせてはんだ付けします。

マイコンには向きがありますので、マイコンの角の●(写真の向きでは左上)と基板の角の〇を目印に向きを合わせます。

四角い枠に合わせたらマスキングテープで仮止めしてください。

少なくとも画像の9ヶ所のパッドをはんだ付けします。(その他は必須ではありません)
次にフルカラーLED(WB2812b)をはんだ付けしますが、LEDはなくても動くので省略可能です。ただし、スイッチをはんだ付けしたあとからLEDをはんだ付けすることはできませんのでご注意下さい。また、はんだ付けが難しいので適宜フラックスを使用してください。

まず向きを確認します。少し分かりにくいですがカットされている角がGNDになりますので基盤の「GND」の表示に合わせて下さい。
次にGNDのパッドに予備はんだを盛ります。

予備はんだを熱しつつLEDを載せてはんだごてを離します。

固定されたら残り4つのパッドをはんだ付けします。
この時点で一度動作を確認しておきます。(スイッチを取り付けるとLEDのはんだをやり直すことができないためです)
まずBOOTボタンを押しながらUSBケーブルでPCに接続します。

PC側でUSBフラッシュメモリとして認識され、ドライブが表示されますので、先の手順でダウンロードしておいた「kkak_petitkey_vial_<日付>.uf2」をドラッグアンドドロップします。

すぐにドライブがアンマウントされキーボードとして認識されます。
Vialを使用し、LEDが光ること、調節が可能である事を確認します。

問題がある場合はLEDの向きや半田付けが適切かを確認してください。
取り付けるスイッチを準備して下さい。

スイッチを裏返し、5ピン※の場合は左右のプラの足をカットします。
(※中央のでっぱりと金属の足以外にプラの小さい足が2本ついているもの)

表からスイッチを挿し込みマスキングテープなどで固定します。(見やすいように透明のテーブを使用していますが何でも構いません)

ピンを片側だけはんだ付けします。(両側はんだ付けすると傾きの調整が難しくなります)

片側の足4つをはんだ付けしたら、キーの傾きを調整します*1。歪んでいる場合ははんだを溶かして調整してください。
揃ったら両側をはんだ付けして仕上げます。
再度PCに接続します。この際BOOTボタンを押す必要はありません。
メモ帳などのエディタを使用し、4つのキーが入力されることを確認してください。初期状態ではコネクタを左上として上段が「Q」「W」、下段が「A」「S」になっています。
反応しない場合はキーのはんだ付け、マイコンのはんだ付けを確認してください。
最後にボトムプレートを取り付けます。

アクリルの保護紙を剥がします。剥がれにくいですが、剥がします。

3mmのねじ(短い方)を使ってスペーサーを4つ取り付けます。

BOOTSELボタンの位置を目印に裏表を判断し、4mmのねじ(長い方)でボトムプレートを取り付けます

※ボタンの穴の位置はマイコンの取り付け位置やマイコンの個体差のよって少しずれる場合があります(データシート通りの位置に開けているのですが、なぜかズレる個体が多いです)
キーホルダーは一番小さい輪をラジオペンチで開いてUSBコネクタの脇の穴に通して締めてください。
あとはお好きなキーキャップを付けて完成です!
スイッチを見せびらかしがコンセプトなのでクリアのキーキャップがお薦めです。→(TALP KEYBOARD)
完成したら写真を撮ってXなどで自慢しましょう!「#プチキー」とタグを付けていただけると見つけやすくて助かります!
このページは2025年3月22日開催のキーボードマーケット トーキョー 2025(キーケット2025)のお品書きです。内容は予告なく変更となる場合があります。
2025/3/23 キーケット2025で頒布したキット等に関する補足記事を掲載しました。当サークルでご購入いただいた方はご参照下さい。
キーボードマーケット トーキョー 2025は2025年3月22日に上野で開催される自作キーボードを中心としたオリジナルデバイスの即売会です。
当ブログの中のゴリラ(KKaK)はサークル名「ゴリラボ」として出店させていただきます。スペースは「A-06」、遊舎工房さんの壁の向かい側です。

お気に入りのスイッチを見せびらかそう!というコンセプトのかわいい4キーマクロパッドです。このサイズでちゃんとマクロパッドとして機能します!あと光ります!(ビルドガイド)


はんだ付けの難しいType-CのUSBコネクタはPCBA済みです。
スイッチ:Cherry MX互換対応
マイコン:RP2040 Core-A
ファームウェア:Vial
ラインナップは以下の通りです。
GRIN配列とオーソリニア配列の特徴を兼ね備えた46キーの有線キーボードです。(ビルドガイド、BOOTH販売ページ)

キーボードを薄く設計するためのパーツです。Riemannでも採用していますが本来はPoker互換の基板をPCBAなしで作るためのパーツです。(紹介記事、BOOTH販売ページ)

前回も好評だった、お気に入りのキーキャップをピンバッジにできちゃうアイテム!お土産にどうぞ。(ピンが本体でキーキャップはおまけです)

試作基板の放出など、何かあるかも・・・ないかも・・・
以上です
この記事は、キーボード #2 Advent Calendar 2024 の17日目の記事です。前日はyharaさんによる「キーボードと人体の非対称性」。左右非対称を前提とする考え方は私にとって盲点であり非常に刺激的でした。
この記事では「TinyDash Choc」というパーツを作った経緯について書こうと思いますが、初めましての方も多いかと思いますのでまずは自己紹介から。
ゴリラボのKKaK(けーけーえーけー)と申します。本業は何かのエンジニアなのですが、趣味に浸っているときに仕事を思い出したくないのでメルヘンチックな森に住む不思議なゴリラさんになっています。Xなどで奇矯な発言を致しますが、諸兄に於かれましては宜しくお察しのほどお願い申し上げます。
さて私、もともと何でもDIYするのが好きだったのですが、確か2年ほど前に2台目の3Dプリンタを購入した際にその習作として「キーボードでも作ってみよう」と猛者諸兄にぶん殴られそうな軽卒さで自キ沼に立ち入り、その理不尽なまでの奥深さにあえなく溺れてしまいました。

処女作「Moya30」。キット制作の経験すらないゴリラが無謀にもいきなり限界自作に挑戦。
Nomu30リスペクトのChoc版、狭ピッチでケースもキーキャップも3Dプリント製。
キーキャップは色違いレジンによる疑似ダブルショットという怪作。
かくして軽率な行動から沼に落ちた私でしたが、先輩方のお世話になりながら何作かの実績を積み重ね、今年はとうとうキーケットにて作品を頒布するに至りました。これが生涯初の同人活動です。

キーケットで頒布した「Trakey v1」(キーボードとパームレストに挟まれている機器)。
中央のアナログジョイスティックと左右2つのスライダーからなる謎のデバイス。
思いつき主義が生んだ文句なしの怪作。*1
そして直近ではRiemannという作品で初めてのネット頒布デビューを飾るなどいたしました。凄い!

「Riemann v2」。GRINとオーソリニアを融合したような薄型コンパクトなかわいいキーボード。
少なくない方に可愛がっていただいており、珍しく怪作ではない。BOOTHでたまに頒布中。
というわけで単に「作る」から「発信する」へと一歩踏み込んだという意味で、個人的に大きな転換点となった1年でした。
そんな2024年、もう一つ作ったものがありまして、それが「TinyDash Choc」です。
前置きが長くなり申し訳ありません。本題に入ります。
RP2040-Tinyというマイコンボードをご存じでしょうか。RP2040-Zero(以下Zero)と違ってあまりキーボードでの採用例を見かけない*2のですが、Zeroと同じWaveshare Electronicsが提供するZero互換のRP2040マイコンボードです。
USBコネクタ部分が本体とは別ボードとなっていることが特徴で、コネクタ部分と本体とはFFCで接続されるため、USBコネクタの位置に縛られて一定の制約を受けてしまう一般的なマイコンに比べて自由度の高い設計が可能です。

RP2040-Tiny。本体とコネクタ部分が分離したマイコンボード。(waveshare.comより)
マイコンボードを使用した設計に限界*3を感じつつもPCBAに踏み出すことには抵抗があった私にとってRP2040-Tinyはまさに福音のように思えました。(だってPCBA失敗で数万溶かしたとかいう武勇伝をよく聞くし…)
しかし、実際にこれを使ったキーボードを設計してみるとZeroに比べて有意なアドバンテージが見出せなかったのです。というのも、コネクタボード部分が18×18mmあり1U相当のスペースを消費してしまうし、それを避けるためスイッチの下に重ねると厚みが出てしまうため、結局マイコンボードを利用するのと同じジレンマに悩まされてしまうからです。
だったらソケットの隙間に納まるようなコネクタボードを作っちゃえばいいでは…?と思いついたのがTinyDash Chocでした。
とりあえずこんな感じかなと設計してみました。ソケットを避けてぐにゃんとしています。LEDも入るように、ソケットの反対側も空けています。*4

・・・ん?

その時、老人の脳裏を何かが走り抜けた
…さて、これを発注し自前でリフローしました。しかしFFCコネクタ側のピン配置を間違えていたらしくあえなく撃沈。

自作していてこんなに悲しい瞬間はない
なお使ったリフロー炉…じゃなくてホットプレートはMHP30というお安いやつ(確か1600円くらいで購入)。この製品が悪いわけではなく、ちゃんとリフローはできてました。

MHP30をAliで検索したところ。MHP50という上位機種もあるが違いがよくわからない。
気を取り直して配線を修正し無事認識!ソケットの隙間に上手く納まってくれました。

自作していてこんなにうれしい瞬間はない

気持ちのいいフィット感です。
さて、結構苦労したし反響ももらえたので何かしらの形で頒布しようかなと考え始めました。しかし頒布するならば「要リフロー」という形ではさすがに厳しいので、やはりPCBAする必要があります。
PCBAから逃げるためにこれを作ったはずなのに結果としてPCBAに手を出す羽目になってしまいました。なぜだ…
いざPCBA!ということで、この機会にFFCコネクタもスリムなタイプに変更し、ついでに抵抗とコンデンサもよりコンパクトな0402サイズに変更。
さらに1枚で複数の基板を製造する「面付」にもチャレンジ。(Kikitというプラグインを使わせてもらいました)

改良し5個面付したところ。パーツの小型化により不要になったブーンの腕はあえなくもぎ取られた。
そしてBOMやら何やら必要なファイルを作成し、ドキドキしながら発注しました。
約10日後に到着した基板は無事動いてくれたのでPCBAは成功でした!
初PCBAは大成功。大人の階段を登った気分。これ以上登ったら死ぬのですが。
さて、PCBAがうまくいったのは良いのですが、これを頒布するなら一つくらい作例がないと話になりません。ということで実証基板の制作に着手しました。*5

着手したときの発言。結局キー部には何とか間に合い、けぺお先生に奉納できました。
というわけで出来上がったのが上でもご紹介したRiemannです。

なんといってもベゼルレス。マイコンボードの気配はない。

側面。ベゼルレスと薄さの両立。
チルトバーはなく、ここにもマイコンの隠れ場所は見当たらない。

裏面。厚みは均一です。マイコンはどこだ?

中身。マイコンここにいた!
さて当初はこれをBOOTHで販売しようかと思ったのですが、もし誰かがTinyDash Chocを採用したキーボードキットを作って頒布しようとした際に私から購入する以外にTinyDash Chocの入手経路が無いとすると、私にはこれを品切れさせないようにする努力義務が生じてしまいます。
しかし誰がどれだけ販売するのか私には知りようが無い以上適正な在庫を維持することが困難であることは明らかなので、結果として私が過剰に在庫を抱えるかキーボードキットの購入者が入荷を待たされるかのいずれかになってしまいます。
また私が頒布をやめてしまうとキット自体が無駄になるためそのようなリスクのあるパーツを採用してもらえるとは思えません。
ではデータを公開して自分で製造してもらうのが良いかというと、そもそもPCBAしたくない人向けのパーツなのに「使いたければPCBAしてください」というのもハードルが高い気がしてしまい、どうしたものかと悩みました。
「じゃあ両方やればいいじゃん」ということで、データ公開と頒布を両方やることにしました。
データは以下でCC-BY-4.0にて公開中です。(フットプリントに合うシンボルがなかったため回路図が変ですがちゃんと両面挿し可能です)
まだ在庫を入れていませんが、頒布は以下のURLで行う予定です。
また、設計及び発注の手順を以下に掲載しています。
もしよかったらご利用下さい。
というわけで今年は、
など初めて尽くしの1年でした。この歳で色々冒険できるのも自キのコミュニティの懐の深さのおかげだと思っております。
来年どうなるか分かりませんが、とりあえすキーケット2025を目指して新しい事に取り組んで行きたいと思います。(私のサークルのWebカタログはこちら)
さて、キーボード #2 Advent Calendar 2024 明日はくゔぁれさんです!Keyballケース、楽しみですね。私もKeyball大好きです!
では皆様よいお年を!
*1:現在は頒布していませんがポインティングデバイス開発はライフワークにしたいので改良して復活させたいです。
*2:最近は増えてきてます
*3:私はベゼルレスで薄型のデザインが好きなのですが、ZeroやPro Microだとマイコンの存在が外形か厚みに出てしまうのが嫌だったのです。
*4:なおChocとMXと両対応にしようとしたところ不可能だったためChoc専用になりました。薄さ追求のためのパーツなのでロープロスイッチへの対応を優先しています。MX用はそのうち作るかも
*5:このキーボードの目的は色々ありまして、TinyDash Chocの実証のほかに曲線配列の設計手法の実証やThinkball70用のトラボケースを作ってくださったけぺお先生への御礼を兼ねた作品でもあります。